
今日は、『かぶ』について、お話をします。
みなさんは、かぶがどのように育つのか知っていますか。かぶは、大根とよく似ているといわれますが、育ち方は全く違います。大根は、ほとんど土の下で育つのに対し、かぶは土の上で育ちます。しかし、どちらもでんぷんの消化を助ける酵素やビタミンCを多く含んでいます。
お店では、葉の部分は切って売られていることが多いですが、昔は「あおな」「かぶらな」と呼ばれ、大切に食べられていました。みなさんがよく食べる白い根の部分よりも、葉の方がビタミンもミネラルも多く含まれています。大根の葉よりもやわらかく、くせがないので食べやすく、おすすめです。
今日は、旬の「かぶ」を使ったみそ汁です。味わっていただきましょう。

今日は、『愛媛県の特産品』について、お話をします。
愛媛県は四国山地と瀬戸内海にはさまれた、温暖な気候を生かして、柑橘の栽培をはじめ、多くの野菜や魚介類を育てています。中でも、鯛の養殖は、愛媛県が全国一位で、地域によって特徴のある鯛めしをはじめ、松山鮓などの郷土料理が多く受け継がれています。
また、愛媛県は、はだか麦の生産量が38年連続日本一で、全国のおよそ3割を占めています。そのため、はだか麦を使ってつくられる麦みそが親しまれています。愛媛を誇る、鯛と麦みそをつかった、ひゅうがめしと呼ばれる郷土料理もあります。給食でもさまざまな愛媛県の特産品を使った料理が登場します。今日は、『鯛のから揚げ』です。味わっていただきましょう。

今日は、『マーボー豆腐』について、お話をします。
マーボー豆腐は、中国の四川省で生まれた料理です。
豆腐とひき肉を使った料理で、ピリッとした辛さと深いうま味が特徴です。この辛さは、唐辛子による刺激に、中国特有の香辛料によって、舌がしびれるような感覚が加わったものです。一方、うま味は、豆板醤や甜麺醤などの発酵調味料によって生まれます。炒めたひき肉の香ばしさと調味料のコクが合わさることで、複雑で奥深い味わいになります。
本場のマーボー豆腐はとても辛い味付けですが、給食では、辛さを控えて麦みそや砂糖を加えることで、まろやかなコクを出すなどの工夫をしています。味わっていただきましょう。

今日は、『冬キャベツ』について、お話をします。
キャベツは1年中買うことができますが、今出回っているのは、「冬キャベツ」です。「冬キャベツ」は、11月から3月頃が旬で、肉厚のしっかりした葉で、加熱すると甘みが増すため、ロールキャベツ、ポトフなど煮込み料理に適しています。火を通すとかさも減るので、たくさん食べられます。
では、ここでクイズです。新鮮な冬キャベツの内側の葉の色は、次のうちどれでしょう。
① 黄色 ② 緑色 ③ 白色
正解は、①の黄色です。新鮮なキャベツの内側は淡い黄色で、鮮度が落ちるとどんどん緑色になっていきます。
今日は、フレンチサラダにキャベツを使っています。甘さはどうですか。

今日は、『ポークビーンズ』について、お話をします。
ポークビーンズは、白いんげん豆や大豆などの豆類と豚肉、トマトを煮込んだアメリカの家庭料理です。メキシコを植民地としたスペイン人が、アメリカに北上していく中で、スペイン料理とメキシコにあった豆料理が合わさって生まれたといわれています。
豆の種類や具材、使われるスパイスは家庭によって違います。給食では、大豆と豚肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、トマトを使うことが多いです。
大豆とトマト、豚肉のうまみがぎゅっとつまったポークビーンズです。味わっていただきましょう。

今日は、『和食の日』について、お話をします。
みなさんは、11月24日が何の日か知っていますか。「いい日本食」の語呂あわせから、『和食の日』とされ、日本人の伝統的な食文化について振り返り、和食文化を守り受け継ぐことの大切さについて考える日です。
和食は2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。ご飯や汁物、おかずを組み合わせる和食は、栄養バランスがとりやすいこと、季節感や素材をいかして調理していること、行事食が受け継がれていることなどの特徴が世界に評価されました。
今日は、和食の献立です。今日以外にも和食がとり入れられている日があります。献立表を見て探してみましょう。また、今月の食育だよりに和食について書いていますので、読んでみてください。

今日は、『給食イングリッシュで紹介している「にんじん」』について、お話をします。
にんじんには、お店でよく見かける西洋にんじん、12月から1月が旬で鮮やかな赤い色が特徴の金時にんじん、甘みが強く、熟す前の小さいときに収穫されるミニキャロット、黄色や紫色、白色など見た目の美しさだけでなく、味や栄養価もそれぞれ違うカラフルキャロットなど、いろいろな種類のにんじんがあります。また、にんじんには皮膚や粘膜を丈夫にするベータカロテンやおなかの調子を整える食物せんいの他、ビタミンCやカリウム、葉酸が多く含まれています。皮や葉に多く含まれているベータカロテンは、油と一緒に調理すると吸収率がアップします。
今日は、洋風煮込みに「にんじん」が使われています。おいしくいただきましょう。

今日は、『安全で衛生的な食器具の扱い方』について、お話をします。
給食に使用する食器具を安全に運び、衛生的に使うために、次のことに気を付けましょう。
① 食器やおぼんは重いので、みんなで協力して教室まで運びます。
② 熱い汁物が入っている食缶や、おかずがたくさん入っているバットは、こぼれないように
落ち着いて運びます。
③ 食器やおぼんは、きれいに拭いた配膳台の上に置きます。
④ 使い終わった食器や蓋も床に直接置かず、衛生的に扱います。
これらのことに気を付けて、安全で衛生的に食器具を扱いましょう。

今日は、『和食の食べ方とマナー』について、お話をします。
和食は、一汁三菜を中心とした献立が基本になっており、料理を置く位置が決まっています。左手前にごはん、右手前に汁物を置きます。そして、ごはんの奥に副菜、汁物の奥に主菜を置きます。箸は、先を左側にむけて、そろえて並べます。
食べる時には、和食に限らず味の薄いものから食べます。味の濃いものから食べ始めてしまうと、繊細な味つけや風味がわかりにくくなるからです。まず、汁物から食べ、ごはん、主菜、副菜と食べ進めていきます。
いろいろなものを少しずつ食べて、食事を楽しみましょう。

今日は、『資源の有効活用』について、お話をします。
資源とは、私たちが生きていくために使う大切なもののことをいいます。給食に使われている食べ物や食器、牛乳パックなども大切な資源です。しかし、すべてのものには限りがあり、使っていると、いつかは、資源がなくなってしまうかもしれません。
そこで、給食では、次ような工夫をしています。野菜くずや食べ残しは、食品リサイクル工場で、たい肥にし、このたい肥を使って、学校や農家では野菜を育てています。給食で使われている食器は、古くなったら回収し、新しいおぼんなどに再利用されてます。飲み終えた牛乳パックは、回収して製紙工場に運ばれ、トイレットペーパーの原料として使用しています。
自分たちにもできる資源の活用について、家族でも話し合い、限りある資源を大切にしていきましょう。