
今日は、『ポークビーンズ』について、お話をします。
ポークビーンズは、白いんげん豆や大豆などの豆類と豚肉、トマトを煮込んだアメリカの家庭料理です。メキシコを植民地としたスペイン人が、アメリカに北上していく中で、スペイン料理とメキシコにあった豆料理が合わさって生まれたといわれています。
豆の種類や具材、使われるスパイスは家庭によって違います。給食では、大豆と豚肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、トマトを使うことが多いです。
大豆とトマト、豚肉のうまみがぎゅっとつまったポークビーンズです。味わっていただきましょう。

今日は、『和食の日』について、お話をします。
みなさんは、11月24日が何の日か知っていますか。「いい日本食」の語呂あわせから、『和食の日』とされ、日本人の伝統的な食文化について振り返り、和食文化を守り受け継ぐことの大切さについて考える日です。
和食は2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。ご飯や汁物、おかずを組み合わせる和食は、栄養バランスがとりやすいこと、季節感や素材をいかして調理していること、行事食が受け継がれていることなどの特徴が世界に評価されました。
今日は、和食の献立です。今日以外にも和食がとり入れられている日があります。献立表を見て探してみましょう。また、今月の食育だよりに和食について書いていますので、読んでみてください。

今日は、『給食イングリッシュで紹介している「にんじん」』について、お話をします。
にんじんには、お店でよく見かける西洋にんじん、12月から1月が旬で鮮やかな赤い色が特徴の金時にんじん、甘みが強く、熟す前の小さいときに収穫されるミニキャロット、黄色や紫色、白色など見た目の美しさだけでなく、味や栄養価もそれぞれ違うカラフルキャロットなど、いろいろな種類のにんじんがあります。また、にんじんには皮膚や粘膜を丈夫にするベータカロテンやおなかの調子を整える食物せんいの他、ビタミンCやカリウム、葉酸が多く含まれています。皮や葉に多く含まれているベータカロテンは、油と一緒に調理すると吸収率がアップします。
今日は、洋風煮込みに「にんじん」が使われています。おいしくいただきましょう。

今日は、『安全で衛生的な食器具の扱い方』について、お話をします。
給食に使用する食器具を安全に運び、衛生的に使うために、次のことに気を付けましょう。
① 食器やおぼんは重いので、みんなで協力して教室まで運びます。
② 熱い汁物が入っている食缶や、おかずがたくさん入っているバットは、こぼれないように
落ち着いて運びます。
③ 食器やおぼんは、きれいに拭いた配膳台の上に置きます。
④ 使い終わった食器や蓋も床に直接置かず、衛生的に扱います。
これらのことに気を付けて、安全で衛生的に食器具を扱いましょう。

今日は、『和食の食べ方とマナー』について、お話をします。
和食は、一汁三菜を中心とした献立が基本になっており、料理を置く位置が決まっています。左手前にごはん、右手前に汁物を置きます。そして、ごはんの奥に副菜、汁物の奥に主菜を置きます。箸は、先を左側にむけて、そろえて並べます。
食べる時には、和食に限らず味の薄いものから食べます。味の濃いものから食べ始めてしまうと、繊細な味つけや風味がわかりにくくなるからです。まず、汁物から食べ、ごはん、主菜、副菜と食べ進めていきます。
いろいろなものを少しずつ食べて、食事を楽しみましょう。

今日は、『資源の有効活用』について、お話をします。
資源とは、私たちが生きていくために使う大切なもののことをいいます。給食に使われている食べ物や食器、牛乳パックなども大切な資源です。しかし、すべてのものには限りがあり、使っていると、いつかは、資源がなくなってしまうかもしれません。
そこで、給食では、次ような工夫をしています。野菜くずや食べ残しは、食品リサイクル工場で、たい肥にし、このたい肥を使って、学校や農家では野菜を育てています。給食で使われている食器は、古くなったら回収し、新しいおぼんなどに再利用されてます。飲み終えた牛乳パックは、回収して製紙工場に運ばれ、トイレットペーパーの原料として使用しています。
自分たちにもできる資源の活用について、家族でも話し合い、限りある資源を大切にしていきましょう。

今日は、『愛媛県の味めぐり献立』について、お話をします。
石花汁は、今治市大島に伝わる郷土料理です。多くの食材が入った汁の中に熱した石を入れたときに、ぶくぶくと沸き上がった様子が花が咲いたように見えたり、入れた豆腐がくずれて花が咲くように見えたりすることから、石の花と書いて石花汁の名がついたといわれています。また、鶏肉の梅揚げには、砥部町の七折梅を使いました。
今日の愛媛県の味めぐり献立では、郷土料理や特産品を取り入れています。郷土の味をおいしくいただきましょう。

今日は、『ビーフン』について、お話をします。
ビーフンは、米からできています。米のたくさんとれるアジアの食文化から生まれました。米を麺にすることで、いろいろな料理に使うことができます。例えば、野菜や肉と一緒に炒めて食べるビーフン炒め、スープの中に入れてラーメンのように食べるビーフン汁、具の材料として使用した春巻きなどにすることもあります。日本でも食べられていて、給食でもなじみのある食材となっています。
今日は、ビーフンの中でも、平たい形のタイビーフンを使った炒め物です。野菜や肉のうまみをたっぷり吸ったビーフンをおいしくいただきましょう。
今日は、『腸内細菌とヨーグルト』について、お話をします。
私たちの腸内にはおよそ1000種類、約100兆個もの腸内細菌が住んでいると考えられています。乳酸菌やビフィズス菌のようなよい働きをする菌と黄色ブドウ球菌やウェルシュ菌のような悪い働きをする菌、どちらにも区別できない中間的な菌がいます。普段、私たちが健康でいられるのは、よい菌が悪い菌を抑えて、一定のバランスを維持しているからだと考えられています。このバランスは、食生活や生活習慣、ストレスなど様々な影響を受けて変わります。腸内環境を整える善玉菌が優勢な方が望ましく、ヨーグルトは、ビフィズス菌などの善玉菌を増やすことがわかっています。
腸内を健康に保つヨーグルトを積極的に取り入れていきましょう。

今日は、『れんこん』について、お話をします。
みなさんは、れんこんがどのように育つか知っていますか。お店では、短く切った状態で売られていることが多いですが、実は、ごぼうのように長い野菜で、泥の中で育ちます。泥の中にあるれんこんを掘り出す方法は2種類あります。一つ目は、収穫前に水田の水を抜き、熊手や鍬で少しずつ掘り出す方法で、二つ目はポンプで水をくみ上げ、水圧でれんこんの周りの泥を吹き飛ばして収穫する方法です。どちらの方法も重労働で、れんこんを傷つけないように細心の注意を払いながら行っています。
今日は、「れんこんのかき揚げ」です。感謝の気持ちをもって、旬のれんこんをおいしくいただきましょう。