今日は、
『中秋の名月』について、お話をします。
中秋の名月は、満月に近い月が、1年で1番明るくきれいに見える日で、この日にお月見をします。今年は10月6日です。
平安時代のお月見は、貴族が宴を催すなど優雅なものでした。江戸時代に庶民にも広がり、お月様に秋の収穫物を供え、名月を鑑賞しながら実りに感謝するようになりました。愛媛県では、河原で、その年に採れた里芋を使っていもたきを作り、月を見ながら、家族や地域の人たちみんなで鍋を囲む風習があります。
給食では、里芋の他に、鶏肉、油揚げ、こんにゃく、にんじん、しいたけを使ったいもたきにしました。味わっていただきましょう。

今日は、『茨城県の郷土料理と特産品』についてお話をします。
茨城県は、作物を栽培している土地の面積が広く、1年を通して、ピーマンや水菜、小松菜、チンゲン菜など多くの野菜が収穫されます。その中でも、れんこんの栽培が盛んで、生産量は日本一です。
煮合いは、水戸市下市地方で、お正月やお祝いに食べられる郷土料理です。れんこんやごぼうなど地元でとれた野菜を煮て、酢で和えた料理です。納豆は、古くからの水害対策として、栽培されていた小粒大豆の風味と口当たりを活かした伝統的な水戸市の特産品です。
茨城県の味を味わっていただきましょう。

今日は、『生活習慣病の予防』について、お話をします。
運動不足、食べすぎ、好き嫌いが続くと肥満の状態が続き、高血圧や糖尿病、心臓病などの生活習慣病の原因になります。
生活習慣病を予防するために、次のことに気を付けましょう。
① 野菜には、体の調子を整えるビタミンやミネラルがたくさん含まれています。しっ
かり食べるようにしましょう。
② 1口30回を目安に、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。
給食は、みなさんの体に必要な栄養素がバランスよく入った食事です。増やしすぎたり、減らしすぎたりしないようにしましょう。

今日は、『食事にふさわしい環境』について、お話をします。
食事をおいしいと感じるには、料理がおいしいだけではなく、食べる環境がとても大切です。机の上や周りがちらかっていると、気持ちよく食事をすることができません。
給食の準備をするときは、まず自分の机の上を片付けます。次に、机の周りを確認します。えんぴつや消しゴム、ごみが落ちているときは、きれいに片付けましょう。
給食当番の人は、決まりを守って協力して配膳しましょう。当番でない人は、窓を開けて空気の入れ替えをし、静かに待ちましょう。
みんなで気持ちよく食べられるように、一人ひとりが考えながら教室の環境を整えましょう。

今日は、『納豆』について、お話をします。
納豆は、私たちの身近にある伝統的な発酵食品です。みそやしょうゆ、ぬか漬けやキムチ、チーズやヨーグルトも同じ発酵食品の仲間です。
納豆は蒸した大豆に納豆菌を加え、発酵させた食品です。発酵することで、消化がよくなります。
また、納豆菌によって、成長に必要なビタミンB2が茹でただけの大豆より約6倍に増えるほか、骨を丈夫にして、骨粗しょう症を予防するビタミンKなどが増えます。このように納豆は、栄養豊富な食品です。
今日の納豆も味わっていただきましょう。

今日は、『献立にふさわしい盛り付け』について、お話をします。
配膳をする時は、次のことに気を付けましょう。
ごはんは、じゃもじで切るようにほぐし、2~3回に分けてよそいます。
汁物は、お玉で食缶の中の汁を静かにかき混ぜてから、具材が偏らないようにお椀につぎます。
おかずは、トングやサーバーを使って、一人分ずつ配膳します。お皿やお椀のふちから、おかずがはみ出ないようにつぎましょう。
給食の盛り付けは、見た目の美しさだけでなく、食べる人の気持ちや食欲にも影響します。食べる人の気持ちになって、配膳しましょう。

今日は、『食事による熱中症予防』について、お話をします。
熱中症を予防するためには、主食、主菜、副菜をそろえ、不足しがちな栄養素を補給することが大切です。特に、朝ごはんをしっかり食べると、寝ている間に失われた水分やエネルギーを補給し、低下した体温を上げ、体を活動モードに切り替えてくれます。
また、気温や湿度が高くなる夏は、エネルギーをたくさん使います。そんな夏だからこそ、水を飲むだけでなく、食事からの水分補給も大切です。
普段の食事も給食もしっかり食べて、熱中症を予防しましょう。

今日は、『旬の「はも」を生かした献立』です。
はもの旬は、年に2回あります。1回目は、産卵の時期を迎える6月から7月です。産卵前は、あっさりとしていて、やわらかな食感です。2回目は、産卵を終えて身が細くなった後、冬に向けてエサをたくさん食べて再び太る秋ごろです。このころは、脂がのって弾力のある食感になります。
はもには、長くて硬い小骨がたくさんあり、そのままでは食べることができません。中骨を取った後、骨切りが必要になります。骨切りは、はもの身に、皮を切らないよう細かい切れ込みを入れ、小骨を切っていく調理法です。
今日は、「はも」を天ぷらにしました。旬の味を味わっていただきましょう。

今日は、『体力の落ちる時期の食事』について、お話をします。
暑い日が続いていますね。暑さにより体がだるくなったり、食欲がなかったりして体力が落ちている人もいるのではないでしょうか。
体力を落とさないためにも、次のことに注意しましょう。
① 1日3食しっかり食べましょう。特に、朝ごはんは、1日の始まりの食事です。
② 冷たいものばかりとらないようにしましょう。体を冷やして胃腸の動きを弱める原因にな
ります。
③ 主食、主菜、副菜をそろえましょう。暑いと、冷たい麺など炭水化物に偏った食事になり
がちです。たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しないようにしましょう。
2学期を元気に過ごすためにも、これらのことに気を付けて食事をしましょう。

今日は、『稲刈り』について、お話をします。
初夏に植えた苗は、暑い夏を乗り越えぐんぐん成長し、小さな花が咲きます。その後、40日くらいで稲穂が実り、垂れて黄金色になります。それを刈り取るのが稲刈りです。台風が来る時期なので、稲が倒れないように天候に気を配りながら、晴れて稲穂が乾いている時に稲刈りをします。その後、とれた籾を脱穀して乾燥させ、精米したものが新米としてお店などに出回ります。
最近は、令和の米騒動と言われるほど、米が足りなかったり、価格が高くなったりして米の大切さを感じることが多くなりました。自然の恵みをいただいていることに感謝して、一粒一粒を大切にしましょう。